空中都市の考察とかしてみる

メリット
まずは都市を空中に浮かべるメリットを考えてみます。
まず地上に危険がある場合に都市を浮かせることは合理的です。また、ガリバー旅行記のラピュータでは権威の象徴として都市を浮かせていましたし、ベルデセルバ戦記では資源採掘のために鉱山ごと持ち上げたと作中で触れられています。
さらに十分な水と土地が確保できるなら完全に自立した移動要塞としても機能します。
また、都市の高度を調整することができるならば雲の上に出ることで常に安定した太陽光を浴びることができます。


デメリット
まず都市というとんでもない質量の物を空中に上げる時点でとてつもないエネルギーを必要とします。
ma=Fという式は高校物理で触れると思いますが、
まずはmを富士山と同じ1000億トン(1.0x10^15kg)、aを重力加速度と同じg=9.8m/s^2とするとF=1.0x10^15x9.8=9.8x10^14J=980TJ(テラジュール)
なんだよいきなりテラって。
ちなみに人類史上最大の核兵器(ツァーリ・ボンバ)が放出したエネルギーが2.1×10^17J=210PJ=210000TJちょっとまってペタジュールってなんですか^q^
とりあえずもう割りきって計算すると210000TJ/980TJ=214.28
え、なにそれこわいwww


空中都市ヤバい。
人類史上最大の核兵器を燃料にしても214秒しか持たない。
一日あたり403.7発必要。マジヤバイ。
多分一週間もたたずに地球の核物質が枯渇して世界がヤバい。原発とか全部止まる。
そして空中都市が落ちて来る。
こうなるともっとヤバい。こんな大質量の物体が落ちたら陸上でも海上でも地球ヤバイ。
高度1kmでも位置エネルギーは1000倍。浮かせるのに必要なエネルギーの100倍。こんなのが成層圏から落ちてきたら地球終わる。ヤバすぎ。




まじめに物理の計算したの久々なんでおかしいところあったら突っ込んでくださいw