横須賀に原付で行ってみた(※行ってきたではない)


某氏に「新しいのが納車される前に思い出作って来い!」とケツをひっぱたかれたので横須賀にいってきました。
原付で。


行き先の候補は相模湖・妻沼滑空場・横須賀の三択でどれも距離的には同じだったんですが、複数の理由から横須賀に決めました。


理由:
1.道がすいてそう(実際朝はガラガラだった)
2.道がシンプル(国道を看板たどって走るだけ)
3.三笠見てみたかった
4.艦これやってる


道順:笹目通り→環八→国道1号国道16号
地図:


工具と手元にある予備部品を積み、いざ横須賀目指して発進!
まずはニンゲンの燃料を調達。駅前のおにぎり屋でおにぎりと唐揚げを調達し、アップダウンの少ない横道から笹目通りに合流。
環八の地下ルートは原付進入禁止だったので仕方なく地上ルートでトコトコ南下。
高井戸過ぎたあたりでエンジンが不調を訴えたので燃料コックをリザーブに切り替えると再び元の調子に。
手近なスタンドで一杯までガソリンを補充して再び南下。この時の給油量1.7Lで242円。安っ。


環八を車に抜かされたり幅寄せされたりしながら都心に近づいていくと、初めて路上で絡まれました。
ネタだと思って(いたかった)んですが、本当にいるんですね。


直進レーンで信号待ちをしていると、突如隣の左折レーンを走っていたセダンが俺の横で停車。
おっちゃん「そのバイクの排気ガス臭いんだけど」
ぼく「ハァ、すいません、古いもんで(昭和製スーパーカブ)」
( ˘⊖˘) 。o(ちょっと待て、単純にこのおっさんが窓閉めればいいのでは?)
とか思ったりもしましたが僕は変態という名の紳士なのでわざわざ50ccの原付に横付けしてまで難癖つけたおっさんのセダンの後姿に中指を立てることもなく見送りました。


まだ3分の1くらい(復路計算すると6分の1)しか走ってないのに路上にはこんなヤな奴もいるんだなぁと思っていると、
排気音のなかでも聞き取れるアルトの声で「気にしなくていいですよ」という天使の声が。
「!?」と思って前を見ると、青のスーパースポーツに跨った女性ライダーがこちらを気遣ってくれてました。
ありがとうございます。僕の心は浄化されました。
しばし追走して、女性ライダーは左へ、俺はそのまま直進。


その後一キロほど走ったあたりで後方から鋭いサウンド、振り返る間もなく白と青のシルエットが左手でハンドサインをしながら追い抜いていきました。
見覚えのある青いスーパースポーツはあっという間に視界の先へ。
「か、かっけぇ……」と感動の余韻を引きずりつつ国道一号へ突入。


国道1号から16号は大したトラブルもなく、ただひたすらガラガラの道をかっ飛ばすお仕事。
横須賀が近づくにしたがって山がちになってくるのでトンネルが多く、なかなかにスリリング。
途中エイプ3台の集団の尻を追いかけながら10時ごろ横須賀にゴールイン。約3時間片道70キロの道のりでした。


横須賀では遅めの朝食の後三笠をぐるっと見学してアイス食って12時過ぎに撤収。
あ、神通ちゃんもいたよ!(川内型の中で一番出来がよかったと思う)


そしてヤツは……案の定帰り道に現れた!
「ホント、行きはよいよい、帰りは怖ーいってね!」
今日は電装系も好調で、ちょっといつもよりスロットルが重いかな? 位だったんです。最初は。
国道1号を降りて環状7号線で北上中、それは唐突に襲ってきた。


スロットルが重……アレ? 
ていうか稼動域せまくなってね? 
この回した量なら普段あと10キロ出るよな? 
そう、スロットルの効きが急激に悪化したのです!
とりあえず思いっきり捻ればいつもどおり全開まで回せることを確認し、そろそろ道路左端を北上
(元から動きは渋めだったけど、右手を離しても戻らないので便利だった)


そして家まで数キロ、川越街道に入るあたりで始動不能になるくらいまで稼動域が狭まり、ついに自走不能状態に。
「このまま押して帰るか? 近くのショップに突っ込むか?」
ひたすら歩道を押していると無数の選択肢が頭に浮かんできて、ついに最良の解決法を思い出す。
「俺のカードにロードサービス(レッカー含)ついとるやんけ」



というわけで、こうなりました。

ドナドナドーナー



これからがシーズンですが、家にニンゲンとバイクが五体満足で戻るまでがツーリングですからね!
(なので今回は「行ってきた」ではなかったのです)